成功する経営者は「先祖」と「ルーツ」を知っている。
「家系図」は命と歴史と使命の物語。
「先祖は何をしていた人なのだろう?」
「先祖はどんな激動の時代を生きていたのだろう?」
「世の中で何を果たそうと、この会社を作ったのだろうか?」
「もしかしたら、先祖の中に私とそっくりな人もいたのだろうか?」
「私が成し遂げようとしていることは、先祖の意志だろうか?」
「私は社会で何を使命として生き、人の役に立てるのだろうか?」
あなたがこれまで持っていた家系図へのイメージは
単なる「先祖の記録」だったかもしれません。
自分の命のルーツを知りたい。
どんな先祖がいたか知りたい。
この家にどんな歴史があったのかを知りたい。
誰しも一度は考えたことがあるでしょう。
家系図は自分の先祖が生きていた証を見ることができ、
現代へと引き継がれた
自分の命の重さを改めて感じることができるものです。
しかし、みそらが提案したいのは
単なる先祖の記録としての家系図ではありません。
家系図を開いたときに家族みんなが感動し、
脈々と受け継がれてきた命を後世にも
伝えていきたくなる物語をお作りするのと同時に、
あなたの会社を繁栄させるための
「先祖の声」を一緒に届けたいと願っています。
それは、語り継いでいくあなたの家族と先祖たちのルーツへの旅。
そして、世の中で「使命」を果たそうとした先祖の志を受け継ぐバトンとなります。
先祖が世のため、人のために懸命に生きて育ててきた「徳」を
次世代に繋いでいくのも経営者の重要な役目です。
あなたはその徳に気がつくことで「いま」に感謝し、日々経営を通じて人間力をさらに磨きたくなるでしょう。
家系図は、英名でfamily tree
大きな樹木も、一日にして根を張り、葉をつけ、生い茂ったわけではありません。
あなたの会社が大きな一本の樹木であるとしたら…
根っこが太く長いほど、地下水脈に繋がり、大地からの栄養を吸収し、
枝葉が茂り、天に向かってイキイキと伸びていく。
社会に根を張り、多くの人たちに恩恵をもたらしながら、
あなたの会社も、あなた自身も、そして、従業員やその家族も恩恵を受ける会社となる。
ちょっとやそっとでは揺るがない、力強く、愛という栄養であふれた会社。
誰もが経営者として目指す会社とは、こういった会社であり、世の経営者は常にこの実現を追いかけています。
先祖が喜ぶことは、あなた自身にも、家族にも、会社にも・・・喜びが増えるということ。
先祖とは、あなたの両親から始まるたくさんの命の集合体です。
その存在を感じるとき、見えない世界が広がります。
生きていくうえで、大切なことの中には、目には見えないことがたくさんあります。
魂、心、愛、思いやり、命、目には見えないけれど大切なこと。
家系図を通じて、見えなかった世界が広がることでしょう。
先祖への感謝とは、あなた自身を大切にすることでもあり、
家族、従業員、お客様それぞれを大切にし、
そのご縁に感謝し、あなたと出会う全ての人々を大切にすることにつながります。
もしかしたら、その方々の背景には、ご自身のご先祖様がかつてお世話になった方がいるかもしれません。
「縁」というけれど、そこに先祖が繋いでくれた「御縁」があると私は信じています。
先祖と繋がり、熱心にお墓参りをすることで、経営に対する思いを強くする方が多いのも事実です。
先祖が作った会社を継承した人、あるいは、
自分が創業した経営者であったとしても
「世の中のため」に尽力する気持ちで経営する以上、
その「志」は伝えていきたいものです。
また、あなたの先祖が経営者だったとしたら、
時代を作っていくリーダーとして信頼と尊敬、人望を集め「使命」を全うしようとしていたはずです。
会社を創業・継承したあとに、
「今の自分がやろうとしていることは、本当に正しいのだろうか?」
「世の中のために存在価値のある会社になっているだろうか?」
「従業員と、その家族の幸せを守るために、強い理念を持ち続け進んでいきたい」
「何があっても揺るがない覚悟を持って、使命感を燃やし尽くす経営者として貫きたい」
色んな気持ちが湧くでしょう。
また、家系図を遡ると、先祖の各時代の背景が見えてきます。
今以上に激動の時代を生き抜いてきた先祖たちから、あなたは命を受け継ぎました。
あなたの体の中に流れる脈動の中に、先祖の力強い鼓動が感じられるようになるのが家系図です。
経営者は毎日が決断であり、時に、孤独を感じることもあるでしょう。
しかしながら、決して一人ではないことを先祖たちが自分たちの存在を通して教えてくれるのです。
現在のあなたの家族と共に、心の根底を支えてくれるのが先祖たちです。
成功している経営者たちはそのことを知っています。
彼らはたった一人で経営をしているのではありません。
先祖たちの志と共に歩み、共に会社の未来を築いているのです。
あなたは「ご先祖さまの情報」が
消えてしまうことをご存知ですか?
家系図を作成するにあたり、
ご先祖さまの戸籍・除籍簿をいう資料が必要となります。
現在、この戸籍簿・除籍簿は戸籍を管理する各自治体(市町村役所)で150年保管することが法律で決められていますが、それ以前の戸籍の廃棄については各自治体に任されているのです。
戸籍を辿っていくと8~9割の方が約200年前(江戸後期)の先祖と再会できるのですが、
戸籍が廃棄されている自治体もあるのが現実です。
戸籍の保管・廃棄は各自治体のタイミングによるものなので、
場合によっては手に入らない戸籍簿・除籍簿というものが出てきます。
「いま」というタイミングを逃すと、
あなたのお子さんやお孫さんが将来「先祖の戸籍を取りたい!」と思った時には、
「すでに廃棄されていて取れない…!?」ということが起こりうるのです。
また、せっかくの戸籍簿・除籍簿が手に入ったとしても
「時代を語れる人」がいるかどうかで家系図の重みは変わってきます。
「家系図を開いた時、あなたの周りに時代を語れる人たちがいるうちに作りましょう!」
ということです。
家系図が出来上がり、先祖が分かると、
「誰かの口から、その時代のことを聞きたい」
という気持ちに駆られます。
実際に家系図をおつくりしてきた中で、
「あと少し早ければ、あの人から話を聞けたかもしれないのに…」
と過去の事実を知る人がみな他界しているケースもあり、後悔する人が後を絶ちません。
「家系図、間に合ってよかったね!ところでさ、この先祖って…」
と家族、親族で先祖の話に花を咲かせられる日を迎えてほしいと願っています。
もし、今あなたが、
「そういえば私の先祖(ルーツ)って…」
と興味を持ったのだとしたら、そのタイミングは先祖からの「今が作り時だよ」というメッセージかもしれませんね。
あなたには
両親が2人、祖父母が4人、曾祖父母が8人、高祖父母が16人
…5代遡れば32人の先祖、そして…10代遡ると1024人もの
先祖との出会いが待っています。
あなたの命へとつながる壮大な命の物語、先祖の使命と
あなたの使命を後世に語り継いでいきたい
エンドレス・ストーリーの「家系図」。
家系図では約200年を遡る先祖たちと出会うことになりますが、完成した家系図を開いた瞬間に
感謝の気持ちが溢れ出てくるでしょう。
命のリレーが家系図になることで一目瞭然、
命を途絶えさせまいと厳しい時代を生き抜いた
先祖に思わず手を合わせたくなるはずです。
先祖と家系図の中で出会うことはいつでも可能ですが、
「家系図…いつ作ろうか?」
と考える時間だけが過ぎていく可能性もあります。
家系図のプロとして、考えて過ぎていく時間は
戸籍簿・除籍簿が失われていく要因にもなり、
非常に勿体ないと感じます。
家系図作成のプロとして、
経営者のあなたが決断しやすい、
いくつかの「タイミング」をご提案します。
「感謝」を形に。
~産んでくれてありがとうを伝えたい。~
自分を命がけで産んで、育ててくれた両親に
「命の地図」を描いた家系図で感謝を伝えてみませんか?
家族の絆だけではなく、先祖との絆を一緒に感じることで、
あなたを育ててきたご両親も小さい時の記憶をたどって
「生まれてきてよかった」「生き続けてきてよかった」と
ご先祖様に心から感謝できる機会になるでしょう。
~子供に伝える世界で一つだけの物語~
そこにどれだけの命が「おめでとう」を伝えてくるのかを
家系図は教えてくれます。
どれだけのご先祖様が幸せを応援しているか、
あなたは知っていますか?
5代先まで遡ると64人の両親、6代先で128人、8代先まで遡ると512人、9代先では1,000人を超え、10代先では2,048人のご先祖様が「今」を受け継ごうとしている人の背中でエールを送っています。
生まれる前の「命のアルバム」として
「家系図」は喜ばれています。
~自分自身に「ルーツ」をプレゼントしよう~
人生の本当の旅とは、温泉巡りでもなく、
世界旅行でもなく「自分という冒険の旅」です。
気が付いたときには「自分」という命があり、
心臓が生きていることを知らせてくれます。
あなたの脈動はあなただけではなく、
あなたの子供、さらにその子孫へと受け継がれていきます。
あなたは家系図をきっかけに「ご先祖の見ていた景色」を
探しに行きたくなるかもしれませんし、
あなたの創った家系図を元に子孫が同じように
あなたの見ていた景色を見たくなるかもしれません。
実際に、私も2018年夏に、祖母の実家がかつてあった
熊本県天草市鬼池を家族で訪ねてまいりました。
戦後父と伯父と祖母が3年暮らした場所だと聞いていたので、
先祖のお墓参りをしてその地を散策し、
今も変わらぬ風景に想いを馳せました。
今は亡き父がそばで喜んでくれているような気がしたほどです。
~親族みんなで「想い出」を共有しよう~
離れていた親戚が一斉に集まる葬儀や法要。
故人を「おとうさん(おかあさん)」と呼ぶ人、
「おじいちゃん(おばあちゃん)」と呼ぶ人、
「おじさん(おばさん)」と呼ぶ人、
「あにき(ねえさん)」と呼ぶ人、
世代が変われば呼び名も変わり、
それぞれの想い出が交差します。
故人にとって一番寂しいことは「忘れられてしまうこと」
一人一人が記憶をたどり、故人の物語を語りだす時…
愛した故人は亡きあとも色あせることなく
家族の心の中で生き、笑顔で過ごせることでしょう。
家族、親族みんなで家系図を囲み、先祖について
語り合う時間はとても有意義で貴重な時間の共有となります。
また、「私も、自分の使命のために命を生ききった」と
命の足取りを残す一つの方法として
「家系図」を創っておくことは先祖にも子孫にも
「命を大切に欲しい」というメッセージとなります。
あなたが先祖と、後世の家族を繋ぐ一人として、
ぜひ家系図に息を吹き込んでください。
そのほかにも、
*代々の家の歴史を自分の代できちんと残し伝えていきたい。
*寿祝いや結婚の祝いに両親、祖父母にプレゼントしたい。
*お墓の整理をする前に、せめて家系図だけでも残したい。
*相続でもめないために、家族の歴史をしっかりと伝えたい。
*葬儀の席で子供や孫や困らないように、親族関係をまとめておきたい。
*養子元の本当の両親のことが知りたい。
そんな方々も家系図で「先祖たちとの出会い」という願いを叶えています。
そのほかにも、
*代々の家の歴史を自分の代できちんと残し伝えていきたい。
*寿祝いや結婚の祝いに両親、祖父母にプレゼントしたい。
*お墓の整理をする前に、せめて家系図だけでも残したい。
*相続でもめないために、家族の歴史をしっかりと伝えたい。
*葬儀の席で子供や孫や困らないように、親族関係をまとめておきたい。
*養子元の本当の両親のことが知りたい。
そんな方々も家系図で「先祖たちとの出会い」という願いを叶えています。
61歳 還暦 (数え61歳。満60歳で祝う)
70歳 古稀(古希) 77歳 喜寿
80歳 傘寿 88歳 米寿
90歳 卒寿 99歳 白寿
100歳 紀寿 100歳以上は101歳は百一賀、102歳は百二賀、103歳は百三賀…となる
108歳 茶寿 111歳 皇寿
61歳 還暦 (数え61歳。満60歳で祝う)
70歳 古稀(古希) 77歳 喜寿
80歳 傘寿 88歳 米寿
90歳 卒寿 99歳 白寿
100歳 紀寿 100歳以上は101歳は百一賀、102歳は百二賀、103歳は百三賀…となる
108歳 茶寿 111歳 皇寿
唯一無二の家系図が、家族の形見で宝物に。
「大好きだったおばあちゃんの着物や帯、
反物をリメイクして家系図の表紙にできませんか?」
みそらでは歴史ある「遠州綿つむぎ」で作ったオリジナルの家系図ファイルを一つ、
一つ大切に手作りでお作りしていますが、
家族の形見の着物などをリメイクしたオリジナルの家系図ファイルを
お作りすることもできます。(オプションとなります)
愛する家族の思い出もまるごと家系図ファイルに閉じ込めて、
お仏壇にそっと収めておきませんか?
「毎日手を合わせていると、なんだか心が『ほっ』と落ち着くんです」
とオリジナル家系図ファイルを作られたご家族からは大変喜ばれています。
ちなみに、私が嫁いだ塩﨑家は、
江戸時代に長野県から静岡に出てきて、磐田市にて織物業を営んでいたとのこと。
本家には元禄時代からの過去帳がありました。なんだか先祖の縁を感じています。
家系図ギフトセット制作の流れ
命の糸を辿り、
あなたのもとにやってきた先祖たちの名前は
決して偶然ではありません。
家系図自体は命の「軌跡」を辿るものですが、
悠久の時を超えて巡り合えたのは
「奇跡」の一言に尽きます。
【創業35周年記念に! 岐阜県美濃加茂市S様 葬祭業・二代目妻 全系統調査】
手から手へ渡された家系図には、より一層の重みと感動がありました。
生き続けることすら大変な時代に、よくぞ生き残り、命を繫いでくれたご先祖様。
家系図を見ると繋がれた命の糸のような物が見えるような気がします。この命はご先祖様から与えられたもの。ご先祖様のおかげで、今の自分がある。大切に生きようと改めて思いました。丁寧に進めてくださったおかげで、親戚のことも考えるきっかけになり、皆繋がっている、なんだか身体の奥から温かいものを感じました。ありがとうございました。
お世話になりました。我が家の歴史がよくわかり、とても貴重な資料になりました。これから親族はじめ関係者を訪問して歴史をたどる話を始めます。ファミリーヒストリーのような番組は、一部の人だけのものだったのが、家系図を通じてとても身近な企画となり、多くの方々に夢を与えることができると感じます。本当にありがとうございました
大変ご苦労をおかけしました。長い時間をかけた分だけ満足度も高まりました。
私どもでは気付かなかった事柄まで調べていただき感謝です。
親戚の者達も皆さん喜んでくださいました。ありがとうございます。
正直、私は私自身の祖父母までの名前しか知りませんでした。檀家になっているお寺の過去帳も住職でも分からないありさまだと聞いていたため、日ごろから自分のルーツを知りたいと思っておりました。「古い戸籍は順次処分されていく」という事実を知り、1代でも先の先祖を知りたいと思いみそらさんに家系図作成の依頼をいたしました。
スタッフの皆様にとって縁もゆかりもない我が家の家系図を作成するにあたり、
・古い戸籍をご苦労されて集めていること
・古い戸籍は手書きなので読みやすいように書き直してくださっていること
・それぞれの先祖の人生の節目の年齢や、その年の歴史背景なども付け加えてくださっていること
など、私のご先祖様の生きていた時代がまるで歴史の授業で習った出来事のように重なってリアルに感じることが出来ました。
このように素晴らしい家系図を創って頂き、心よりお礼申し上げます。この家系図は我が家の家宝として代々受け継いでいきます。この家系図がこの後も永遠に続いていくよう頑張って参ります。本当にお願いしてよかったです。ありがとうございました。
―ご依頼は全国から頂いております。一部ご紹介させて頂きました。
どのくらいまで先祖を遡ることが出来るのですか?
江戸後期まで遡ることが可能なケースも多いです。しかし、
実際に戸籍を取得してみないと分からないこともあります。すでに古い戸籍が廃棄されている場合が多いのも事実です。
戸籍の筆頭者とは「誰」ですか?
戸籍とういうのは、結婚をすると「新戸籍」に移ることになります。
あなたが結婚をしていれば、筆頭者はその家の「主人」となります。
ご先祖様をどのように調査するのですか?
市町村で保管されているご先祖様の戸籍謄本を遡って取得します。
取得したデータをもとに家系図を作成し、お渡ししています。
戸籍調査だけでもしてもらえるのでしょうか?
はい、戸籍調査だけでも承っております。1名字3万円から承っております。
家系図を夫(妻)の両親プレゼントしたいのですが、できますか?
配偶者の場合、民法上直属の親族ではなく傍族親族にあたり戸籍を遡ることができません。
ご本人様もしくは、お子様からの委任状を頂き、お申込みしていただくことで作成が可能となります。
資料請求をすると何が届くんですか?
お申込書、委託状、全系統家系図サンプル、系譜サンプル、家系図作成ヒアリングシート、
先祖・家系図のお話資料とお届けしております。
どのくらいまで先祖を遡ることが出来るのですか?
江戸後期まで遡ることが可能なケースも多いです。しかし、
実際に戸籍を取得してみないと分からないこともあります。すでに古い戸籍が廃棄されている場合が多いのも事実です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あともう少し、お付き合いいただけると嬉しいです。
私が家系図に取り組む使命についてお話させてください。
私が家系図を「使命」だと気づいたきっかけは父の死です。
広告代理店の海外駐在員として活躍した後、
40歳で脱サラして輸入家具の商社を始めた父、
繁栄、倒産、店舗も閉めて自宅も売却、60歳で再起をかけて始めた保険代理店。
3人の子供たちを大学まで行かせるために、
懸命に働く姿を見せてくれた波乱万丈な父の姿を見て、
「いつかは成功の物語を本にしよう。」と父と約束して自分史づくりを始めた矢先。
71歳の秋、父は病気で倒れ、そのまま話もできない状態で8カ月の闘病生活に。
72歳目前の夏、記憶に残るほどの暑い日に他界しました。
そんな父の自分史づくりから家系図づくりを始め、
完成したのは父が息を引き取ってから1年後。
一周忌に集った父の弟妹に披露しました。
「家系図」は一周忌に顔を出した叔父の口を滑らかにし、
私が父から聞いたことのない祖父の話まで及びました。
それは父と祖父の戦前・戦後の物語。
父は満州生まれ、祖父においては満州からシベリアへ抑留され運よく数年後、
戻ってきた一人だったということ。
テレビで見たことがあるような物語を、叔父によって伝えられました。
頭を丸めて男装した祖母が、幼い父と叔父を連れて満州から引き揚げてきた話。
そんな家族を顧みずにシベリアから戻ってきた祖父は、
祖母を始め、父や叔父に苦労をかけたこと。
思えば私は、親族の誰からも祖父についての話を
詳しく聞いたことはありませんでした。
父のやるせない気持ち、癒されなかった想い…。
歴史背景とともに様々な人間模様と想いが交差していた時代の話。
当時、就職していた私は、ゆっくり父と話をする機会も持てず、
自分のルーツを父の口から聞けずに見送ってしまったことを後悔しました。
今だからこそ、聴きたいことは山ほどあるのに。
父が亡くなった後に完成させた「家系図」により、
自分のルーツに興味を持つように私は、
学校教育で習った歴史も戦争も他人事だと思えなくなりました。
「先祖の誰か一人でも、この物語に登場しなければ私はいなかったのかもしれない」
命がけで戦争から戻ってきた祖父も、命かけで日本に戻ってきた
祖母・父・叔父、みんなが私に命の地図を渡してくれたということを
「家系図」は教えてくれました。
そして、その物語を聞いた後、自然と涙が頬を伝いました。
家系図を眺めて溢れるのは「感謝」、ただそれだけでした。
人はなぜ生きるのか?
自分に問いながら生きるのは永遠のテーマかもしれません。
私自身が家系図を通して自分のルーツを知り、
つないでもらった命を大切に生きようと思った一人です。
そして、その命をどう使っていくのか?
先祖の一番の供養は、自分の命に感謝し、自分自身を大切にし、
命をつないでいこうとする心だと思います。
私は家系図を創り、
「いま、ここ」を魂の底から感じたい人々の歴史と物語を伝えることを使命とし、
命を燃やし尽くして人生を全うしたいと考えています。
あなたと、あなたの先祖のために。
そして、あなたの未来の子供たちが誇りをもって命をつないでいけるよう、
「命つなぎ」のお手伝いをさせて頂けたら嬉しいです。